ウォーレン バフェットの年利はだいたい20%くらいか!?

ウォーレン バフェットの年利はだいたい20%くらいか!?

ウォーレン・バフェットは、50年以上にわたり年平均20%利益率を実現してきています。その投資哲学と成功の秘訣を解説し、長期的に資産を増やす方法を探ります。

毎年20%の利益率は大きい?小さい?

バフェットの株式投資の年間平均利益率は、約 20%前後です。

 

この平均利益率は、彼が経営するバークシャー・ハサウェイのパフォーマンスから推測することができます。

バークシャー・ハサウェイの実績
1965年〜2023年の年間平均利益率(CAGR): 約 20.1%
(出典: バークシャー・ハサウェイの年次報告書)

これは、S&P 500の年間平均リターン(約10%)を大きく上回る成績です。

 

皆さんは、この20%という数字を聞いて、どう思われたでしょうか?

銀行の預金金利が0.1%とか0.2%と言っているのだから、これはすごい数字!

たった20%?メディアに出ている億トレーダーには、年に数100%の利益を出している人がいるよ。バフェットってもっとすごいかと思った。

この20%という数字の捉え方は、その人が触れてきた情報によって大きく違うと思います。

 

ですが、ここで言わせてください。

 

この年20%の利益はとってもすごいんです!

 

というのも、この年間平均リターンは、1965年からのものなので、60年近くの長い間の平均値なのです。

 

数年間であれば、年に数100%というカリスマトレーダーもいるかもしれませんが、そういった方はどれだけの間、同じような利益を出し続けられるでしょうか?

 

実際に、ひと昔前のカリスマトレーダーの多くが、今では、ほとんどメディアで見られなくなっているのをみると、利益を数十年間、淡々と出し続けることが、いかに難しいのかがわかるでしょう。

 

だからこそ、ウォーレン・バフェットがこれ程までに有名な投資家となったのです。


バフェットとはどんな人?

ここまでバフェットの投資について、色々と説明してきてしまいましたが、もしかして、バフェットについてあまり詳しくない方もいるかもしれないので、念のためバフェットについて簡単に説明をさせて頂きます。

 

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は、言わずと知れたアメリカの著名な投資家であり、実業家です。

 

アメリカでは、「オマハの賢人」という愛称で親しまれ、株式投資や資本運用の分野で世界的に有名です。もちろん、日本でも、投資家なら誰でも知っている名前ですよね。

基本情報

 

生年月日: 1930年8月30日
出身地: アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハ
職業: 投資家、実業家、慈善家
資産管理会社: バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)の会長兼CEO

バフェット氏の資産額は、FORBES JAPAN 公式サイトによると、2024年7月時点で約1,289億ドル(約20兆円)と推定されています。

 

「兆」と言われても、全くよくわからない数字ですが、とにかくすごい資産額です!

 

ですが、もっとすごいのは、彼はこれまでにバークシャー・ハサウェイの株式を通じて、550億ドル以上を慈善団体に寄付しているので、もし寄付を行っていなかった場合、その資産は約2,930億ドル(約47兆3,000億円)に達していたと考えられます!

ウォーレン・バフェットの資産推移

ウォーレン・バフェットの資産額は、長期的には右肩上がりに増加しています。

  • 2000年代初頭: 約300億ドル
  • 2010年頃: 約450億ドル
  • 2020年: 約880億ドル
  • 2024年: 約1,289億ドル

ただ、バフェット氏の資産の大部分は、バークシャー・ハサウェイの株式によるものなので、それだけの現金を持っているということではないんです。

 

この会社が、継続的に成長し、株価が長期的に上昇を続けていることが、資産増加の主要な要因です。

 

ちなみにですが、1965年にバークシャーを引き継いだ当初の株価は約19ドルでしたが、2024年には1株約50万ドル以上に達しています。

バフェットの投資哲学

バフェットの投資スタイルは、「価値投資(Value Investing)」として知られています。この手法は、企業の内在価値を評価し、その価値が市場価格よりも低く評価されている株式を長期的に保有するというものです。

 

バフェットは、コロンビア大学で、こちらもものすごく有名なベンジャミン・グレアム(Benjamin Graham)の下で学びました。ですから、グレアムの「証券分析」や「賢明なる投資家」の影響を強く受けています。

 

そのため、バフェットは以下のような主要原則の基に投資を行っています。

  1. 長期的視点を持つ
  2. 投資先企業の事業内容や経営者を重視する
  3. 一貫して堅実な利益を生む企業を選ぶ

バークシャー・ハサウェイとは?

ついでに、バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイについても、簡単にご紹介します。

 

この会社は、彼の投資を実現するための会社です。元々は繊維会社でしたが、バフェットの手腕により、現在は世界有数の多国籍コングロマリット企業となっています。

 

※コングロマリット企業とは、複数の異なる業種や事業分野を持つ大企業のことを言います。言い換えれば、異なる分野で事業を展開する子会社や、関連企業を持つ企業グループの総称です。

 

バークシャー・ハサウェイの収益の柱は、具体的に以下の2つがあげられます。

(1) 投資活動からの収益

主要投資先:
アップル(Apple)
アメリカン・エクスプレス(American Express)
コカ・コーラ(Coca-Cola)
バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)
チェブロン(Chevron)など

超有名、優良企業が並んでいますね!

(2) グループ企業の直接運営

代表的な子会社:
保険業: GEICO(自動車保険)やGen Re(再保険)などが、安定した保険料収入をもたらします。
鉄道業: BNSF(アメリカ最大級の貨物鉄道)を所有し、運送業から収益を得ています。
エネルギー事業: Berkshire Hathaway Energyを通じて、再生可能エネルギーや電力供給事業を展開。
小売・製造業: See’s Candies(菓子)、Duracell(電池)、Fruit of the Loom(アパレル)なども収益源。

 

投資活動では、優良企業の株式を取得し、それによってインカムゲインやキャピタルゲインを得ているのですが、それだけでは安定した収益にはなりません。

 

当然ですが、保有銘柄の株価は、市場環境によって、上がったり下がったりしています。ですから、年によっては、保有銘柄の評価額がマイナスになることもあります。

 

そこで重要な役割を果たしているのが、保険業です。毎年、安定した収益をもたらし、また、保険料収入が、バークシャー・ハサウェイの他の投資活動を支える資金源となっているのです。

 

つまり、バークシャーは、投資以外にも収益源を持つことで、安定した会社の成長を実現しているのです。