


株のスキャルピングが難しいと感じている方には、まずは時間軸をのばすことをおすすめします。
今、数秒〜数分の時間軸でやっている人であれば、数分〜数十分のデイトレードに変えてみてください。
そして、それでも「難しい」「どうすればいいのかわからない」といった場合には、日足チャートを使った、短期のスイングやシステムトレードにスタイルを変えてみましょう。
以前、友人にそのようなアドバイスをしたところ、次のような反論がありました。
((反論@))
より近い未来の方が予想しやすいのだから、時間軸をのばすとより難しくなるのでは?
その意見は確かにそうなのですが、難しいと感じているなら、そもそもきちんとした予想ができていない可能性があります。
スキャルピングのスピードでは、頭の中でのんびりと考えている暇はないのですが、それでも自分なりの一定の基準をもとに、予想をしなければなりません。
ですから、それができていないのならば、時間的な余裕をもったトレードへ変更してみることは有益だと思います。
((反論A))
スキャルピングで勝てるようになるには、スキャルピングで練習を続けるべきでは?
これも一理ある考え方ですが、ただ、目的や意図をもっていない練習では、いくら積み重ねても上達しません。
私も、デイトレを始めた頃には、値動きの激しい銘柄でスキャルピングのようなことをしていました。株価が上がり始めたら、慌てて買いを入れ、下がり始めたら焦ってすぐに損切りをする。そんな感じで、しばらく続けていましたが、有益な経験が蓄積されることはありませんでした。
やはり、勝てるようになる為には、意味のある練習、トレードを継続する必要があります。スキャルピングが難しいと感じるのなら、少し違う形で練習をするべきです。
皆さんも色々と考えがあるかと思いますが、以下に、私なりの時間軸を変えることの理由を7つ挙げてみました。
スキャルピングは、短時間の値動きを狙うため、細かい値動き(ノイズ)に振り回されやすくなります。時間軸を伸ばすことで、より大きなトレンドを意識して、細かいランダムな動きに惑わされることが減ります。
スキャルピングでは、チャート分析、テクニカル分析が使いづらいです。板や歩み値などの方が、より重要になってきます。
長い時間軸にすることで、馴染みのあるチャート分析も使えるようになり、信頼性のあるトレンドやパターンを見つけやすくなります。
スキャルピングは、瞬間的な判断とエントリー/エグジットを繰り返すため、高い集中力を長い時間維持しなくてはなりません。精神的な負担が大きいのです。
時間軸を長くすることで、少し落ち着いて相場を分析し、冷静な判断を下しやすくなります。
スキャルピングでは、値幅の小さな利益を積み上げていかなければなりません。そうすると、スプレッド(売買の価格差)の影響が大きくなり、利益を圧迫してしまいます。
時間軸を伸ばすことで、利益幅をより大きく取ることができるので、売買時のスプレッドをあまり意識する必要がなく、大きなトレンドの把握に集中できます。
スキャルピングでは、とにかく多くのエントリーチャンスを見つけることが求められます。
一方、時間軸を伸ばすと、本当に優位性のあるトレード機会に絞り込むことができます。それによって、無駄なトレードを減らし、勝率を向上させることができます。
スキャルピングでは、一瞬の値動きで感情的に売買してしまうことがよくあります。
時間軸を伸ばすことで、計画的なトレードがしやすくなり、冷静な判断が可能になります。
短期売買は経験や反射神経に依存する部分が多く、安定した成果を出しにくい傾向があります。
しかし、時間軸を伸ばせば、過去の相場パターンを活かした戦略が使いやすくなり、より再現性の高いトレードができるようになります。
まとめ
スキャルピングが難しいと感じる場合は、時間軸を伸ばして、より安定したトレードを目指すのが、一つの選択肢です。
ノイズの影響を減らし、ストレスを軽減し、より戦略的なトレードを行うことで、長期的な成功につながる可能性が高くなります。