


デイトレードにおいて、銘柄選びは利益を左右する最も重要な要素の一つです。
どれだけ優れた手法、売買タイミングを極めても、選んだ銘柄自体に値動きがなければ成果にはつながりません。
本記事では、10冊の書籍から学んだデイトレに適した銘柄の特徴や、選び方について紹介します。
著者:紫垣英昭 (秀和システム/発売2024年)
・1日で大きな値動き
・出来高が多い
この2つが大切なポイント。後は、選んだ銘柄に筆者のトレード法で取り組んでいく。
具体的には、
(1)株式上昇/下落率ランキング
・松井証券のネットストックハイスピードで、上昇/下落率をチェック。
・出来高は、20万〜30万株程度
・東証プライム銘柄が良い
・連日、上昇している銘柄はないか?
(2)業種別の値上がり状況を確認
・楽天MARKET SPEEDUの「業種別指数一覧」
(3)板を確認
・全ての価格に注文が入っているか?
・(買いの場合)売りの株数より、買いの株数が多い銘柄がよい
(4)前日に、「株探」をチェック
・本日の【サプライズ決算】速報をチェックし、出来高が多い銘柄をピックアップ
・当日、買いのエントリーポイントを探る
・株探のトップページにある「人気ランキング」をピックアップする
監修:矢口新 (standards/発売2024年)
・寄り付き後の値上がり率ランキング
・IR情報のアクセス数ランキング
・出来高・売買代金ランキング
・ティック数ランキング
・年初来高値更新銘柄
・ストップ高銘柄
・空売りができない銘柄
本書籍では、様々な有名トレーダー、アナリストが銘柄選びの方法を提案しています。流動性が高く、上昇しやすい銘柄を探すためのアイデアをたくさん紹介しています。
著者:坂本慎太郎 (ビーパブリッシング/発売2022年)
・業種別ランキング
・出来高や売買代金急増ランキング
・ティック回数ランキング
・2日連続で値上がりしている銘柄
・1日に出来高が10〜50万株がよい
基本的には、強い銘柄、株価が大きく上がっていく銘柄を探す。ただし、板が極端に薄い、厚い銘柄を除外。
具体的には
・株探「テクニカル出来高急増銘柄」
⇒強い銘柄を探す
・株探の「本日活況銘柄」
⇒ティック数(約定回数)
・証券会社のツール
⇒出来高等のランキング
著者:二階堂重人 (すばる舎/発売2022年)
・当日に値動きの大きい銘柄
・1日の売買高が100万株以上
・デイトレーダーが集まっている銘柄
・旬なテーマに沿った銘柄
・同じ価格帯の銘柄を選び続ける
・著者は100円から600円の銘柄
上昇が期待される銘柄、値動きが大きく、板がしっかりとある銘柄を監視。監視銘柄はできるだけ多く!(著者は280銘柄程度)
そして、当日の朝一に値動きを確認し、実際に動いている銘柄でトレードする。また、同じ価格帯の銘柄を見続けていると、クセがわかってくる。
具体的には
(1)情報収集
・値上がり率ランキング上位銘柄
・X(Twitter)で検索
・好材料・ニュースから選ぶ
・トレーダーのSNSをフォロー
(2)上昇傾向を確認し、監視銘柄に追加
・安値切り上げ
・ボリンジャーバンドのトレンド
etc
(3)当日、自分の監視銘柄で、いいタイミングがあればトレードしていく。
著者:高野譲 (彩図社/発売2022年)
・売買代金ランキングの上位15銘柄程度が対象
・新興市場を推奨
・1000円前後は良く動く
・著者は3000円台の銘柄が好み
コンセプトは、「ほど良い動きの銘柄を選ぶ。」です。「売買代金」は、「出来高」や「上昇率」よりも活況な銘柄を見つけやすい。新興市場の方が個人トレーダーが多く、短期トレードに向いている。株価が3000円以下だと1円単位で動き、3000円〜5000円以下だと5円単位で動く。具体的には、
証券会社のWebや取引ツールの中の株式ランキングで、「売買代金」「新興市場」を指定して検索する。ランキング1位〜15位のチャートを表示させ、上下によく動いている銘柄を選ぶ。
著者:廣重勝彦 (日本経済新聞出版/発売2012年)
・出来高の多い銘柄に絞る
・新興市場は除外する
・取引経験がある銘柄
・30銘柄程度を登録
本書では、銘柄選びに関しての記述はあまり多くはないので。それほど銘柄にこだわりはないのかもしれません。
ただし、ポイントは、売買参加者が多く、流動性が高い銘柄。こうした銘柄の方が、テクニカル分析が当てはまりやすい。
自分にとって何らかのエッジがあると思われる銘柄を登録しておき、当日のトレンドを見ながら、特定のチャートパターンが形成されたものを取引していく。
著者:相良文昭 (あさ出版/発売2009年)
・日経平均、TOPIXのトレンド
・値上がり率ランキング
・値下がり率ランキング
・売買代金ランキング
前日のうちに、株価が大きく動く、出来高がしっかりとある銘柄を選ぶ。1日1万株単位くらいは動くもの。10銘柄程度をピックアップしておくとよい。
いつもあまり上位にきていない銘柄が出てきたら、それらを特に監視する。
具体的には
一般的な証券会社のツールで、ランキングを確認する。それらを株価ボードに登録して、当日にエントリーする銘柄を選ぶ。
著者:友成正治 (アスカ/発売2009年)
・値動きが大き過ぎても、小さ過ぎても良くない、ほどほどが一番
・出来高は多いほど良い
・日立やホンダ、みずほFGなどのよく知っている会社を監視銘柄へ登録
・業種は幅広く登録する
具体的には、
(1)ヤフーファイナンスなどで、上位の銘柄を100社程度を監視銘柄に登録。
(2)トレード当日に、ほどほどに動いている銘柄を要チェック。
(3)5分足チャートを見ながら、トレードチャンスを待つ。
著者:三村雄太 (扶桑社/発売2005年)
・株価上昇率ランキング上位銘柄
・売買高上位銘柄
・好材料の銘柄
・直近IPO銘柄
・仕手株
「こうした銘柄からピンときたものを選ぶ。」ということでした。具体的には、
ヤフーファイナンスの全市場値上がり率ランキングをチェック。気になった銘柄の日足、分足チャートを確認し、株価が移動平均線を上抜いていたりすると、明日の売買リストに登録する。
こうした銘柄の中でも、出来高が急増し、仕手株っぽい動きをする銘柄を、特に好んでいるそうです。
また、出来高も重要なポイントなので、前日の予習段階では、出来高が増えた銘柄のチェックをしたり、デイトレ中も分刻みの出来高の変化を気にしているそうです。
そして、大切なのは、ランキングを毎日見ること。これを続けると、値動きの似た傾向などがわかるようになってきます。
著者:HANABI (主婦と生活社/発売2004年)
・値上がり(値下がり)ランキング
・出来高、売買代金が大きい方が確実
・朝の動きから、トレード銘柄を選ぶ
具体的には、
(1)前日、値上がり率上位50社から、売買代金が5億円以上を探す。
(2)日足チャートで、高値圏にあるものを監視銘柄に登録。(20銘柄程度)
(3)監視銘柄の寄り付き直前、直後の動きを確認して、その日にトレードする銘柄を決定する。
どの書籍においても、「値動きが大きい銘柄を探す」という点はほぼ同じです。
ですが、その具体的な選び方や、「値動きが大きい」の程度、その他のプラスアルファなど、各著者の経験やスタイルによって、異なる部分も色々とありました。
どれが正解というのではなく、こういった意見の中から、自分に合いそうなものを選んで試してみてください。
そうして、最終的には、自分なりの銘柄の選びの方法を確立していきましょう。