世界の景気の流れ

世界の景気動向を読む

 長い投資経験を持ち、世界経済や様々な指標、各国の株価指数などにも精通している方であれば、様々な情報源から世界の景気動向を読むことができるかもしれません。

 

しかし…

 

投資初心者の自分のような人間にとっては、たくさんあり過ぎる、小難しい指標はあまり役立ってはくれません。そこで、短期の景気循環を読み解くためにおすすめな指標が、OECD(経済開発機構)の景気先行指数(Composite Leading Index)です。OECDに加盟している33カ国だけでなく、非加盟国の新興国6カ国(ブラジル、中国、インド、インドネシア、ロシア、南アフリカ)等の地域の景気動向を知ることができます

 

OECD景気先行指数
景気先行指数,OECD

 

 景気先行指数というのは、前月と比較して今の経済状態がどうなっているかを見るものです。

  • もし、先月と比べて数値がプラス方向なら経済は上向きということ
  • もし、マイナス方向なら景気が減速気味

また、

  • 数値が、100を超えていれば、景気は良い状態にあり
  • 数値が、100を下回っていれば、景気はあまり良くない

と読むことができます。

 

景気先行指数,OECD,日本

 

2015年5月、6月、7月の日本の指数を見てみると100が続いています。これだと、良い方向に行くのか悪い方向に行くのか良く分かりませんね…。ただ、これまでアベノミクスで日本経済は良くなってきていると言われていましたが、実際はニュートラルなレベルで、まだまだ景気が良い!とは言えない状況だということです。

 

 ぜひ月1回くらいで頻度で、日本と世界の景気状況をチェックしてみてください。景気のトレンドを見ていくことで、投資のスタンスをこまめに調整することができるようになると思いますよ。

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