ペトロベトナムテクニカルサービス(PVS:HNX)

ペトロベトナムテクニカルサービス(PVS:HNX)

配信履歴:2018/1/9, 2017/12/12

2018/1/9 配信情報

2017年の業績

我が社は、PVSの売上高と利益がそれぞれ14兆9000億VND(前年比 -20%)、8200億VND(前年比 -10.0%)を達成すると見込んでいる。売上高の減少は、昨年下半期のオフショアプロジェクトの不足によるM&Cセグメントの収益の減少が主な理由だ、純利益は主に関連利益の32%減により減少した(FPSOラムソン(Lam Son) を2017年7月1日に終了)。

 

FPSO ラムソンについては、2017年12月21日にPTSC AP合弁会社(PVS-51%とYinson-49%の合弁会社)が、2017年6月30日に終了した裸傭船契約に関するPVSとの協定および修正契約を締結した。ラムソン田でのFPSO PTSC ラムソンの継続的な展開のための新たな裸傭船契約は後での議論の項目である(我々は、日割り作業料率が前水準の200,000米ドルから急激に低下すると見込んでいる)。この契約の条件に従って、PTSC APは2018年1月26日に213.63百万米ドルの契約解除料を受け取る。2016年末、PTSC APの借方残高は160百万米ドルと見積もられている。 したがって、PVSが解約から正味現金報酬額を受け取ると予測している。 PVSから公式情報が受けるまで、この要素を予測にまだ考慮していない。

 

2018年の見通し

2018年に、純売上高の伸び率は11.7%、親会社の普通株主に帰属する純利益の成長率は14.9%となると見込んでいる。 しかし、EPSは2018年第2四半期に資本の32%増(無償増資7%、権利発行25%)すると12%減と見込んでいる。主な仮定は、(1)2018年のブレント原油価格は平均1バレル60米ドル、 (2)Red Emperorガス田の坑口装置プラットフォームの構築ためのEPCIC契約の承認が主な理由で、M&C収益が25%増加する。 (3)2Dおよび3D船舶が20%の売上成長をもたらし、もはや総損失を生み出すことはない、(4)FPSO ラムソンは操作を続けるが、日割り作業料率が7万?10万米ドル(以前の20万米ドルから)に減少することである。

 

2018年には、Red EmperorやSao Vang Dai Nguyetなどの他の大きなオフショアプロジェクトの実施が、同社の成長の原動力になると予想している。 PVSの100%子会社であるPTSC M&Cは、Red Emperorガス田での掘削・生産活動のための坑口装置プラットフォーム(ベトナムで初めて建設されたもの)を構築する400百万米ドルのEPCIC契約を獲得した(2020年までに引き渡すことを完了する予定)。

 

2018年から2023年の間に、Phong Lan Dai(2018年に開始)、Nam Con Son 2の第2段階、Sao Vang Dai Nguyet(300百万米ドルのM&Cパッケージ)、Block B(18億米ドルで37リグを含まる) などの大きなプロジェクトがPVSに利益をもたらすと予測している。 さら
に、Red Emperor FPSOへの投資は、2020年に始まる関連会社からの追加利益をもたらすと推定されている。

 

投資判断

2018年の利益予測を維持し、目標のPEを12倍から15倍に上方修正(地域内他社より15%低い)、目標PBが1.1倍(地域内他社より25%低い)、と予測している。一年間の目標株価は28,000VND/株(現在の株価と比較して9.3%増)と評価している。
上振れ要因:HNXからHOSEへの上場変更は2018年第2四半期に行うことや原油価格の引き続き上げ。弊社の目標価格は無償増資および権利発行前に計算されることに留意すべきである。

 

2017年12月12日(火) 配信情報

大規模プロジェクトが長期的な成長を促す

2017年第3四半期:合弁会社が利益に大きな恩恵となる
親会社の普通株主に帰属する純利益は、前年度比で17.2%減の6760億VNDとなった。 これは、FPSO Lam Sonが2017年第3四半期にLam Son JOCによって引き続き契約されたことに起因した。以前は、FPSO Lam Sonの早期中止を発表したため、2017年6月30日に契約が終了した。 交渉を遅らせるために、FPSO Lam SonはLam Son JOCに引き続きさらに1四半期雇用されている。

 

9月までの年間売上高は、M&Cセグメントが-36.7%の最も大きな減少を記録した、規模の異なるすべてのセグメントで減少した。これは、大きなオフショアプロジェクトの不足に起因した。 この間に、Su Tu Trang の第1相、Greater Enfield、Damanの第2相などのいくつかのプロジェクトの最終段階を完了した。また、Long Phu 1発電所、Nghi Son製油所 、およびNH3-NPKプラントが含まれる。 この部門の売上総利益は、売上高の減少に伴う32.6%の減益となった。

 

物流基地、港湾、物流サービスでは、利用率が高かったPhu My、Dung Quat、Hon la、Nghi Sonなどの石油・商業港による売上が変わらずにもかかわらず、売上総利益が14.6%上昇したのは明るい点となった。 このセグメントは、PVSの総売上総利益に最大の貢献をした(27.5%増)。

 

遠隔操作型探査機(ROV)を用いた地震探査サービスで、売上総利益が9ヶ月間で270億VNDを記録し、前年同期の149億ドルの損失から大幅に改善した。 これは、2Dおよび3D船舶の運転でより多くの日数が原因だ。PTSC CGGVという 子会社(2Dおよび3D船舶を運航する)は、520億VNDの損失を被った (前年同期には2510億VNDの損失)。PTSC CGGV の2017年最初6ヶ月の純利益は780億VNDであったが、第3四半期に2D、3Dの船舶がほとんどの時間を過ごして動いていないかったため、1,200億の損失を計上した。

 

今年の最後の四半期では、PVSの利益は第3四半期よりもさらに低くなると予想している。FPSO Lam Sonの契約は2017年9月30日に終了した。したがって、理論上でFPSO Lam Sonからの収益の欠如と、サービス価格の下落によるFSO/FPSOの収益の減少のため、利益を得る可能性が低いと考えている。 さらに、PTSC CGGVは、2017年第3四半期と同様に大幅な損失を計上する可能性がある。

 

資本調達の計画:PVSとの議論によると、イインソン(Yinson)との合弁会社の設立認可を得ることの遅れにより、2017年に株主割当発行の計画が実施されない可能性が高い。 一方、2017年末までに上場をHOSEに移行する計画を維持する。

 

予測・投資判断

弊社の予測では、2017年の純売上高は14兆9080億VND(前年比 20.4%減)、親会社の普通株主に帰属する純利益は7710億VND(25.8%減)となる。2018年に、純売上高の伸び率は11.7%、親会社の普通株主に帰属する純利益の成長率は14.9%となる見込みである。
しかし、2018年にチャーター資本が32%増加した(無償増資7%、株主割当増資25%)ため、EPSは前年比12.9%減少すると予測している。

 

2018年に、Red Emperorや他の大きなオフショアプロジェクトの実施が、同社の成長の原動力になると予想している。 PVSの100%子会社であるPTSC M&Cは、Red Emperorガス田での開発活動のためのTensioned-Leg Wellhead Platform(ベトナムで初めて建設されたもの)を建設する400百万米ドルのEPCIC契約を獲得した(2020年までに引き渡すことを完了する予定)。 2018年から2023年の間に、Phong Lan Dai(2018年に開始)、Nam Con Son 2の第2段階、Sao Vang Dai Nguyet(300百万米ドルのM&Cパッケージ)、Block B(18億米ドルで37リグを含まる) などのプロジェクトがPVSに利益をもたらすと予測している。 さらに、Red Emperor FPSOへの投資は、2020年に始まる関連会社からの追加利益をもたらすと推定されている

 

2017年から2022年にかけての間に、基準の原油価格が1バレル約60?65ドルと仮定した場合、売上高および純利益のCAGRはそれぞれ11%、17%になると予測している。

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