ビン・ソン製油所(BSR:OTC)

ビン・ソン製油所(BSR:OTC)

配信履歴:2018/1/10

2018/1/10 配信情報

中期的な成長は限定的だが、評価は安価と思われる

ベトナムの史上初の製油所がオンラインになると、2018年1月17日の新規公開株の予定で、公募株数は株式総数の約8%(241.6百万株)となる。低いPE(2018のPEは5.2倍、EV / EBITDA:3.6倍、地域内他社を大きく下回っている)、時価総額が大きい(ベトナムの時価総額上位30社のうちの1社)を考えると、ビン・ソン製油所(BSR)は1年間の投資に適している銘柄である。BSRの100%製品は国内で消費されており、ベトナムの認可を受けた29の石油元売り会社のうち24社がBSRの顧客である。 弊社のベースケースでは、2018年の純利益は生産量の15.1%増の主因として、11.3%増加する可能性がある。

 

しかし、操業率が最大109%となっていることが原因で中期(2019年-2021年)の成長率は制限されている。 また、政策リスク、外為リスク、原油価格の変動、ベトナムの二流製油所との競争激化、FTAの下で輸入される低/非課税の製品も考慮する必要がある。

 

BSRを評価するために、倍率(PE 8x、EV / EBITDA 5.5x)とDCF方(WACC:12.3%、端末の成長率0%)を適用している。 弊社のベースケースでは、BSRの適正価値は19,900 VND/株に達し、IPO参照価格から36%の上昇を示している。

 

さらに、2018年から2022年の間に政府がBSRを適用する場合、BSRの最悪のシナリオとしては、2017年の水準から大幅に収益が減少すると考えられる。最悪のシナリオでは、BSRの適正価値は15,000 /株(IPO参照価格比3%増)となる。

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