タセコエアーズ（AST：HOSE）

配信履歴：2018年1月5日(金)

2018年1月5日(金)　配信情報

概要

タセコ・エアーズ（AST）は、当初、2005年に設立されたタセコタンロン株式会社（現タセコグループ）の空港サービス部門のスピンアウトから独立して別会社になるタセコ・ノイバイ株式会社でした。2016年にタセコ・ノイバイ株式会社がタセコダナン株式会社、タセコオーシャンビュー及びタセコサイゴン株式会社を含むタセコグループに属している3社と合併した。資本金は当初1600億VNDで、現在点では3600億VND。

中核事業：　空港サービス：ベトナムの最大5国際空港における「ラッキー」というブランド名の下で土産店、ファストフード店、レストラン、観光案内所、VIPシャトルサービス、外貨両替専門店を含む72ヶ所がある。例えば：Lucky Cafe & fast food, Lucky Souvenir shop, Lucky Gift shop, Lucky Restaurant。

ケータリングサービス：　現在、ベトナムケータリングサービス（VinaCS）の26.67％株式を所有している。 VinaCSはノイバイ国際空港とカムラン国際空港に工場2所を所有しており、1日当たり30,000食を提供している。ダナンとフーコック空港に2018年に7,000食／日の生産能力を持つ2工場を建設する計画を立てる。

ホテル業務：　タセコ・エアーズはDa Nang市でのA La Carteホテルを運営している。21階建て4スターホテルで202室ある、最上階にはインフィニティプール、スパ、カフェがあり、ダナン市での最高のホテル客室利用率を持つトップ4ホテルにある。

見通し

2017年、ASTはダナン、ノイバイ、タンソンニャット、フーコックの各空港に新店舗をオープンし、店舗数は61％増加した。 2018年に、バンドン国際空港、カムラン国際空港で新店舗をオープンし続け、店舗数が30%増と予測している。同時に、バンドン及びフーコック国際空での港免税品店が開始すると、売上に大幅に寄付。

2018年に旅行成長が引き続き高いと予想されているため、A La Carteホテルは引き続き市長することを期待している。

長期的に、ハロン（クアンニン省）とダナン市でA la Carteブランド名の下で5スターホテル2軒を建設する予定である。

ケータリングサービスの面で、大きな契約を締結すると共に、工場2所を安定的に運営すると、強い成長を期待している。さらに、ダナンとフーコックでの工場2所の建設が市場シェアを拡大するのに役立つ。

評価

評価するためにDCF法と相対的評価方法を使う。

期間成長率が3％であると共にFCFFを使用したDCF法では、株価が64,300 ／株になる。 このDCFモデルはハロンのA La Carteプロジェクト（2020年に開始する予定）からの資本及び潜在的なキャッシュフローを除外する。

相対評価では、目標PEを15倍とするPE倍率を使用。このPEはSASCO（UPCOM：SAS）およびNCSの12倍より高い。 P E方式を用いた目標株価は64,100VND／株。

私たちの見解では、ASTが運営する空港サービス業界は、競争相手の数が多くないと共に、高いマージン、そして十分な成長の余地があり、非常に特別業界と考えている。同社がそのような状況から利益を得ることができると期待している。マネジメント経験と専門知識を高く評価し、経営軍のコミットメントもASTの将来の発展にとって重要な条件の1つだと考えている。